医療従事者が喜ぶ

バンクシーは近年非常に話題となっている芸術家で、その作品は非常に辛辣な政治批評や世の中に対する皮肉などで溢れている点が特徴です。
彼の作品に対する姿勢を広く多くの人に知らしめたのは2018年10月7日に行われたサザビーズオークションで、「赤い風船に手を伸ばす少女」が約1億5000万円で落札された直後、額縁に仕掛けられたシュレッダーが作動し作品が切断されたことです。
これは当初から額縁の中にこの仕掛けが行われていたものであり、シュレッダーに裁断されるところまでがバンクシーの芸術であると推測されており、バンクシーもその後Instagramでシュレッダーの仕掛けを公開し、作品の名称を「愛はゴミ箱の中に」と海外したことから非常に有名となりました。

バンクシーの作品は2000年代から様々なところで表現されており、特に外壁などに知らぬ間に風刺画を美しいタッチで描くことから話題になっています。ロンドン動物園のペンギンの囲いに様々な落書きをしたり、ブリストル動物園の象の囲いに表現を行ったりと非常に辛辣な表現を残していることでも知られており、自分自身をストリートアーティストと名乗るほどにその作風は一貫しているのが特徴です。
著名人などの依頼を一切受けないことでも知られており、様々な社会の矛盾を鋭くついた作品が多いことから現在でも多くの人に魅了されているものが多くなっています。

近年では、新型コロナウィルスに対して身の危険をかえりみずに立ち向かう世界中の医療従事者にエールを送る作品が多くなっており、5月6日には子供たちのヒーローにこれまでのバットマンやスパイダーマンの代わりにマントを羽織って空を飛ぶ医療従事者の人形が加わったことをモチーフにした作品を発表しました。
これは多くの医療従事者が子供たちからも尊敬され憧れられる存在となっていることを示したものであり、医療従事者に敬意を示すとともにその行為を称えるものとして注目されています。